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<監督>

和田誠 
 

<キャスト>

坊や哲:真田広之
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父親は軍人。中学(旧制)の時、勤労動員で工場で働き、そこでバクチを覚えた。終戦になり、そのまま学校へは戻らず、バクチ以外に自分を生かせる道はないと、バクチ修行の道へ。誰かに所属することを嫌い、小さくても独立国でいたいという一本気な性格。 
しかし、悲愴感はない。初めての年上の女、オックスクラブのママとの結婚を真剣に考えている、ナイーブな心の持ち主。
 

ドサ健:鹿賀丈史
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戦後派のバクチ打ち。「俺は自分のツキの入れ物がわかってる。紙袋みてえなもんだ」などと、彼独特の哲学を持っている。親兄弟はいない。空襲で家族を失ったのか、戸籍さえなさそうだ。本人はそのことを語らず、仲間にも彼の過去はよくわからない。そういうニヒルさが、二枚目的風貌にプラスして女によくもて、闇市あたりでは一種ヒーロー視されている。
 

女衒の辰:加藤健一
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日本橋あたりの大きな店の若旦那だったが、遊びがすぎて勘当され、遊んでいた吉原にそのまま住み込んで、今はゼゲンになっている。粋な着流しで冷徹に女を売り買いしている達だが、バクチに賭けるドサ健や出目徳たちの存在を知ることによって、「麻雀てのは面白いもんですね。あたしは未熟だから勝てないけど、それでも面白い」というセリフ通り、麻雀に興味を引かれると同時に、人間が少し好きになりかけている感じ。

出目徳:高品格
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戦前から腕は確かで強い。イカサマの技術もたくさん研究開発している。麻雀だけではなく、あらゆるバクチに通じている。戦前はヤクザの組織に利用され、賭場で使われたこともあるが、戦後派一匹狼で生きざるを得ないようになっている。坊や哲に「二の二の天和」というすごいイカサマ手を仕込んで、“二の二”一座を組んで麻雀屋を荒し回る。 
 

八代ゆき:加賀まりこ
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セレベスの生まれ。父親はバクチ好きで、子どもの頃からバクチを覚えた。戦争中に両親を亡くし、恋人も戦争で失っている。現在は物質的なものしか信じられない心境。坊や哲は彼女にとっては新鮮な相手であった。単につまみ食いでなく、好意も寄せていた。 
しかし年齢の差は充分自覚していて、坊や哲の方が積極的になると、わずらわしさが先に立ってしまうらしい。



5: 名無し@映画好き 2012/01/22(日) 23:28:48.86 ID:pK6/q12J
これは原作があまりに素晴らしいので、映画化はしない方が良かったように思う。
キャスティングは、なかなか良かったけど。
高品格の出目徳が秀逸。

6: 名無し@映画好き 2012/01/22(日) 23:37:38.92 ID:jUg4cZU1
決して好きな作品ではないが
当時、映画ずきではない(あるいは邦画ぎらいな)同級生たちからは好評だった。
ある意味で評論家と言っても良い人物が監督したのだから勇気が要ったのではないか。
時代は後になるが「夢の祭り」なんて無惨だったし。

7: 名無し@映画好き 2012/01/23(月) 01:29:57.71 ID:wuWEVcZy
高品格、名古屋章、内藤陳、天本英世…アクの強い個性派俳優が出演していた。皆逝ってしまったな。

13: 名無し@映画好き 2012/01/25(水) 17:21:55.15 ID:T+rk32D0
女衒の辰役の加藤健一だっけ…彼は舞台演劇でもやってんのかな?

14: 名無し@映画好き 2012/01/25(水) 19:08:38.52 ID:zaw7jrbL
元々舞台の人ですよ。

26: 名無し@映画好き 2012/02/03(金) 04:08:17.15 ID:zwKFtv/K
出目徳が小説の印象そのまんまだった 高品格すごいわ
桜井章一と麻雀したことある すげー強かった

37: 名無し@映画好き 2012/02/13(月) 18:01:25.45 ID:CCjf2cRU
無頼派なんてピッタリだね。
今はいないだろうね。

39: 名無し@映画好き 2012/02/14(火) 21:01:17.20 ID:6+QI5q4P
麻雀にはあまり詳しくないけど、映画としては面白かったですよ。
前半はハリウッドの1940年代みたいに見えました。
スクリーンプロセス使ったり、古臭い感じがよく出てましたね。

40: 名無し@映画好き 2012/02/16(木) 07:01:32.69 ID:FOMSKhHH
昭和の個性派俳優せいぞろいだったね。

65: 名無し@映画好き 2012/03/04(日) 17:08:50.04 ID:AvH6J6O4
ドサケンがドブログを一気に飲むシーンがあるが、あれってカルピスか?
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66: 名無し@映画好き 2012/03/05(月) 12:22:27.52 ID:eufeJ2nI
鹿賀丈史かっこいいな~
麻雀放浪記で日本アカデミー賞助演男優賞もらってんだな

68: 名無し@映画好き 2012/03/06(火) 09:38:17.27 ID:HJl/J+G4
ドサケンは、はまり役って奴だね。

69: 名無し@映画好き 2012/03/06(火) 11:25:59.50 ID:rBYLJxIJ
麻雀放浪記って白黒なのがかっこいいな

76: 名無し@映画好き 2012/03/08(木) 23:23:58.79 ID:PTkIDV0Z
ドサ健や出目得さんたちは博徒とは違うんですか?

77: 名無し@映画好き 2012/03/08(木) 23:53:03.33 ID:s1Qdkx94
坊やとかドサ健は一本どっこのフリーですから。
原作シリーズではそんな野良犬のような奴らが徐々に食い扶持を失っていく姿が描かれてる。
坊やもやがて組織に飼われ、ヒロポン漬けになりぶっ倒れるまで使われる。

78: 名無し@映画好き 2012/03/09(金) 01:23:32.19 ID:YYRWYSxN
出目得もヒロポン打っていたな。
あの当時は市販薬だったらしい。
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83: 名無し@映画好き 2012/03/09(金) 20:44:54.08 ID:taiNnrNE
まあ、有名な話だから。>ヒロポン=市販薬
戦前は良家の子女の受験勉強の友でもあったらしいが後に当然大問題になった。

その人気から最盛期には有名芸人らが笑顔でヒロポンを持ってるポスターもあったとか。
↑これは山城新伍のエッセイ集にあった。

87: 名無し@映画好き 2012/03/10(土) 21:04:50.16 ID:phMvq+2Z
家とか賭けて博打やるなんてスゲーよな

111: 名無し@映画好き 2012/03/20(火) 22:25:14.71 ID:PG9S6qG7
ドサ健さんは白いマフラーを
首に巻いてますが特攻崩れなんですか?
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112: 名無し@映画好き 2012/03/21(水) 00:40:31.81 ID:oxuR2xy3
>>111
あれは「用心棒」の仲代達也を意識した演出かも。

114: 名無し@映画好き 2012/03/21(水) 17:01:36.74 ID:0/8uZliC
>>111
あれは焼け跡のとっぽいファッションてだけじゃないかな。

120: 名無し@映画好き 2012/03/24(土) 11:14:23.93 ID:kpld1N8b
女衒の辰しぶいな

161: 名無し@映画好き 2012/04/18(水) 10:46:41.88 ID:xN6e37em
戦後直後の人達ってスゲーな

167: 名無し@映画好き 2012/04/20(金) 01:11:02.28 ID:Y7tMuM9k
ドサ健がイカサマに怒って「ふざけるな!」と立ち上がった時、デメトクこと高品格の「おや、なんだい?」と横目で見るシーンは秀逸だ。

169: 名無し@映画好き 2012/04/20(金) 11:41:28.75 ID:SBSkn9Ix
昔の博打打ちってかっこいいな~

187: 名無し@映画好き 2012/05/11(金) 11:30:17.11 ID:CxUS9jUD
あのルーレット付のライターは洒落ている。
あんな小物にも和田誠のこだわりがあるんだろうな。

192: 名無し@映画好き 2012/05/21(月) 17:42:07.89 ID:HsGSGjNE
加賀まり子は適役なの?

193: 名無し@映画好き 2012/05/23(水) 19:31:04.49 ID:5MOTw/XN
>>192
あの役は彼女しかいないっしよ。

213: 名無し@映画好き 2012/10/10(水) 07:27:41.24 ID:pxT85ExO
あの映画は監督のセンスが光るな。
和田誠の最初で最後の作品?

214: 名無し@映画好き 2012/10/10(水) 21:41:36.82 ID:4FGU7Evf
怪盗ルビィ
怖がる人々

228: 名無し@映画好き 2012/11/03(土) 22:42:42.74 ID:D7vgk3UK
出目徳を家に帰す、って、ただ、崖から転がしただけ。
最後にみんなを乗せて自転車をこぐのは坊や哲の役目なんだな。
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229: 名無し@映画好き 2012/11/13(火) 07:00:06.27 ID:CU2FwBzD
青春篇 格付け

S 出目徳
---------------
A ドサ健 清水
---------------
B 坊や哲 ママ
---------------
C 上州虎
---------------
D 女衒の辰 ソッキン
---------------
埒外 チン六 まゆみ

248: 名無し@映画好き 2013/12/30(月) 23:29:43.02 ID:2REC6CWJ
ドサ健のマッチは何にこすり付けても
着火できる黄燐マッチで(危険なので現在は製造禁止されている)
今の赤燐マッチではあのつけ方はまねできない。

250: 名無し@映画好き 2013/12/31(火) 07:19:29.83 ID:z4uVWXdc
たしか「バードアイマッチ」とかいう名前で見たことあるような。

話は変わるんだけど、ドサ健がまゆみに女郎になるお願いをしたホテルのシーンで、
蛾(スズメ蛾?)がひらひらと飛んできてドサ健が驚くんだけど、なんで
わざわざ蛾を登場させたか、何度見ても疑問に思う。

252: 名無し@映画好き 2014/01/06(月) 01:33:51.97 ID:SDm+FlI6
>>250
ドサケンのビビりを出すには人間の域では無理だったのだろう。

277: 名無し@映画好き 2014/11/16(日) 15:36:22.66 ID:9PIzIzo9
久しぶりに見たら、笹野高史さんが外国人バーのボーイで出ていた。
若い!あたりまえか。

279: 名無し@映画好き 2015/01/26(月) 18:46:50.89 ID:PCS9Oha1
なんだかんだ言っても唯一無二な作品だな。

286: 名無し@映画好き 2015/05/05(火) 14:34:02.80 ID:qagE3OMy
いつの間にか当時の加賀まりこの年齢追い越してるわ。この前dTVで見たけど、綺麗な女だわ。加賀まりこ。

287: 名無し@映画好き 2015/05/09(土) 01:59:24.26 ID:yy0zCXSA
「ぼくは白黒映画で育った。ぼくが映画を好きになった頃は、カラーはまだ珍しかった。
総天然色映画はもちろんワクワクして観たけれど、今にして考えれば、白黒の画調こそ、映画の基本とも言える色を持っていたのだ。
それに、「麻雀放浪記」は第二次世界大戦直後の物語である。あの時代を表現するのは、モノクロがふさわしい」「新人監督日記」より

1001: 管理人 2017/01/27(金)11:59:24.26 ID:miwaku
女衒の辰が見てるシーン、どこかで見たことあると思ったら「乾いた花」の香港帰りのなんとかのシーンそっくりだった。
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